アーモンドやクルミなどのナッツ類は、身体にとても良い影響を与えることが知られており、最近では人気が高まっていますよね。
スーパーやコンビニエンスストアでは、ミックスナッツなど、さまざまな種類のナッツを手軽に見かけるようになってきました。
私自身も、クルミやアーモンドを意識的に摂取するよう心がけており、ミックスナッツも頻繁に購入しています。
このように、私たちの生活に密接に関わっているナッツの中でも、特に「カシューナッツ」は販売されることが多いですよね。

ところが、この「カシューナッツ」には、その殻に少し危険な成分が含まれていることをご存知でしょうか?
えっ?そんな話、聞いたことがないという方も多いのではないでしょうか。
だって、ナッツは健康に良いって言われているし、みんなそう言っていますよね。
そのように感じている方が多いのも理解できます。
この記事をお読みいただければ、以下のことが理解できるようになります。
それでは、さっそく内容を見ていきましょう。
カシューナッツに潜む危険性について
まず初めに、普段私たちが食べている「カシューナッツ」の実自体に特別な問題はありません。
生で食べたり、殻ごと食べる習慣がない方にとっては、身体に異常をきたす可能性はほとんど考えられないでしょう。
今回注意が必要なのは、「カシューナッツ」の殻の部分にあります。
この殻には、「アナカルド酸」という成分が含まれており、これが皮膚に炎症を引き起こしたり、胃の不快感をもたらすことがあるのです。
そのため、「カシューナッツ」を食べる際には、必ず茹でるか、ローストすることが必要です。
さらに、「カシューナッツ」の殻には「アナカルド酸」以外にも、日本人にとても馴染み深い、「うるし」科の植物に含まれる「ウルシオール」という成分も含まれています。
漆かぶれの経験がある方も多いのではないでしょうか。
この成分によって、かぶれや発疹が引き起こされたり、アレルギー反応による呼吸困難などのリスクも存在します。

では、「カシューナッツ」は食べない方が良いのでしょうか?
いや、そういうわけではありません。
「カシューナッツ」には、実際に身体に良い効果がたくさんあるのです。
カシューナッツの身体に良い効果について

まず、カシューナッツはとても美味しいですよね。
クルミやアーモンドも美味しいですが、カシューナッツの風味も格別です。
さらに、カシューナッツは味わいだけでなく、
身体に良い成分を豊富に含んでいます。
では、これからその身体に良い効果を詳しく見ていきましょう。
カシューナッツに含まれる栄養成分
亜鉛は、味覚を正常に保つだけでなく、新陳代謝を促進する効果もあります。
銅は、鉄とタンパク質の結合を助ける役割を果たし、体内のヘモグロビンの量を安定させてくれます。
リンは、骨や歯を形成するのに必要不可欠で、骨粗しょう症の予防にも寄与します。
マグネシウムは、心をリラックスさせる効果があり、またエネルギー代謝を促進する役割も果たします。
ビタミンB1は、糖質のエネルギー生成を助けてくれます。
鉄は、タンパク質と結びついてヘモグロビンを生成します。
貧血や疲労に悩む方には、特に嬉しい効果ですね。
さらに、この「カシューナッツ」には、悪玉コレステロールを低下させる優れた効果も持っています。
この効果は、カシューナッツに含まれる「オレイン酸」という脂質のおかげです。
この「オレイン酸」は、一価不飽和脂肪酸と呼ばれる脂質の一種で、肥満や生活習慣病の原因とはならない成分です。
このような鉄分やミネラルは、健康維持に不可欠な栄養素ですが、身体が自ら生産することはできません。
「カシューナッツ」は、こうした必須の鉄分やミネラルが豊富に含まれている、非常にありがたい食材なのです。
まとめ
このように、身体に良い効果がたくさんある「カシューナッツ」ですが、ナッツそのものを食べるのではなく、他の形で摂取することもあります。
ケーキや焼き菓子のトッピングとしてもよく利用されています。
また、揚げ物用の油やパン、クリーム、カレーのルウやラーメンのスープなどにも含まれていることがあるため、外食や加工食品を選ぶ際には注意が必要です。
アレルギーが気になる方は、こうしたスイーツや外食を選ぶ際に、ナッツが含まれているかどうかをしっかり確認することが重要です。
食品表示法では、ナッツ類はアレルギーの原因となる可能性がある食材として「特定原材料に準ずるもの」として表示が推奨されています。
このように、「カシューナッツ」をはじめとしたクルミやアーモンドなどのナッツ類は、糖質制限の強い味方であり、栄養価も高く、非常に貴重な食材です。
ただし、その食材も摂取方法によっては危険を伴うこともあるのです。
私たちの健康寿命を延ばすためにも、ナッツ類は身体に良い効果があるだけに、今後は正しい摂取方法を守りつつ、長く付き合っていきたいものですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント
各種の日本では作られて無い食品の生産国に訪れた際等に、よく知らない食べ物とかに正しい知識も無く”新鮮”だけの興味で、いきなり未加工品に飛びついちゃダメだよってコトですね?