日本各地で、年々暑い日が増加しているのを感じますね。
気温が高くなる日が増えるだけでなく、湿度も高まっている状況です。
そんな蒸し暑い毎日の中で、通勤や通学を強いられることが多くなっています。
特に、地域によってはそのような厳しい気候が年の半分以上続くこともあるかもしれません。
こうした日常で、満員の電車やバスに乗っていると、時折感じるあの不快な酸っぱい匂い。
もし、その臭いの原因が自分自身であるとしたら、どう感じるでしょうか。
自分の体臭には意外と気づきにくいものです。
私自身も、電車やバスに乗っているときに、ふと「何か臭うな」と感じることがあります。
もしかしたら、それが自分の体臭から来ているのかもしれません。
今回は、体臭が出やすい食品について詳しく解説していきたいと思います。
この記事をお読みいただくことで、以下のポイントが理解できるでしょう。
・体臭を引き起こしやすい食品の種類がわかります。
・体臭に対する効果的な対処法が理解できます。
それでは、どうぞよろしくお願いいたします。
体臭の出やすい食品
早速、体臭が発生しやすい食品についてお話ししましょう。
以下の食品が該当します。
- 動物性脂肪
- 酸化脂
- ニンニク
- アルコール
まず一つ目は、「動物性脂肪」です。
この「動物性脂肪」は牛肉、豚肉、鶏肉などの肉類や乳製品に多く含まれています。
「動物性脂肪」が体臭に悪影響を及ぼす主な理由は、「飽和脂肪酸」という酸が多く含まれているからです。
この酸は中性脂肪やコレステロールの増加を招く大きな要因となります。
その結果、脂質の分泌が増加し、加齢臭やワキガ、さらには頭皮からの臭いなど、さまざまな体臭の原因となります。
次に紹介するのは「酸化油」です。
皆さんは、台所で古い油の匂いを嗅いだ時に、本能的に臭いと感じた経験はありませんか?
これは、油が酸化したことによって生じた匂いなのです。
酸化した油は、揚げ物やジャンクフードなど、時間が経過したものに多く見られます。
「ニンニク」については、多くの人がその影響を知っているでしょう。
ニンニクには「アリシン」という物質が含まれており、このアリシンが独特な体臭の原因になります。
加えて、この臭い成分は肌からも放出されるため、困ったことになります。
最後に「アルコール」についてお話しします。
お酒を飲みすぎた翌日、「少し臭うかも」と感じたことはありませんか?
これは、アルコールが分解される過程で「アセトアルデヒド」という成分に変化し、それが体臭の原因となるためです。
このアセトアルデヒドは体臭を引き起こすだけでなく、体にとっては毒素でもあり、脳などに悪影響を及ぼすこともあります。
さらに、その分解には水分が必要で、身体が脱水状態になると、ニオイがさらに強くなる原因ともなります。
それでは、次に体臭を抑える効果のある食品について説明します。
体臭を抑える食品
さて、今度は体臭を抑えるのに役立つ食品をご紹介します。
結論から言うと、以下のような食品が挙げられます。
- ヨーグルト
- ショウガ
- ゴボウ
- 梅干し
まず最初に、「ヨーグルト」の話をしましょう。
「ヨーグルト」は体臭を抑える発酵食品であり、その特筆すべき効果は「腸内環境」を整えることにあります。
腸内環境が悪化すると、腸内には「悪玉菌」が増え、これが体臭の原因となる有害物質を生成します。
この悪玉菌を減少させるのが「善玉菌」です。
ヨーグルトなどの発酵食品には、善玉菌の代表格である「乳酸菌」が豊富に含まれています。
乳酸菌を含む食品を摂取することで、悪玉菌の増殖が抑えられ、腸内環境が改善され、結果的に体臭が軽減されるのです。
次に紹介するのは「ショウガ」です。この「ショウガ」には口臭を抑える効果があります。
ショウガに熱を加えることで「ショウガオール」という成分が生成され、この成分には消臭効果や殺菌効果があり、口内の雑菌を抑えることで口臭の予防に繋がります。
「ゴボウ」には豊富な食物繊維が含まれており、その食物繊維には「リグニン」・「ヘミセルロース」・「イヌリン」が多く含まれています。
食物繊維の働きによって腸内環境が改善され、体臭を軽減する効果があります。
また、ポリフェノールも含まれており、これもニオイを抑える働きがあるため、体臭予防には非常に効果的です。
最後に、「梅干し」の紹介です。
「梅干し」には雑菌の繁殖を抑える働きがあります。夏場、腐敗したお弁当が臭うのと同様に、体内でも雑菌が発生すると臭いが生じることになります。
梅干しは、そうした雑菌の発生を防ぐ効果を持っています。
さらに、梅干しに含まれる酸っぱさの元である「クエン酸」は、汗のニオイを弱める効果も持っています。
これらの食品を積極的に摂取することで、体臭の改善に役立つでしょう。
まとめ
口臭や体臭など、自分から発生するニオイは、自分自身では気づきにくいものです。
また、そのニオイに気づいた家族や友人、同僚など、周囲の人々も、そのことを伝えるのが非常に難しいというのが実情です。
もし、あなたのニオイが職場や学校、電車、バスの中に漂っていたら、どう感じるでしょうか。
想像するだけでも恐ろしい気持ちになりますね。
自分では気づきにくいだけに、より一層注意を払っていきたいものです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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