インターネットの世界には、さまざまな情報が氾濫しています。そのため、ネット上の情報を安易に信じ込むことは避けるべきだと広く言われている時代です。
現在は、無料の情報に加えて、有料の情報も数多く販売されていることに気づくでしょう。これらの情報は「情報教材」や「情報商材」として知られ、今非常に注目を集めている商品群の一つとなっています。
ただし、情報教材は時に内容が薄かったり、詐欺的な要素を含むことが少なくありません。そのため、何を買うべきか、また何を避けるべきかの判断ができないという人も多いのが現状です。
ここでは、普段から情報教材を活用している筆者が、避けるべき情報教材について詳しく解説していきます。
情報教材とは
「情報教材」という言葉を耳にしたことがある方は多いかもしれませんが、実際にはどのようなものであるかを理解している人は意外と少ないのではないでしょうか。
特に、SNSを始めたばかりの方や、普段あまりインターネットを利用しない人にとっては、情報教材の実態は分かりにくいものです。
情報教材を簡潔に説明すると、インターネット上で販売されている有料の情報コンテンツのことを指します。
この情報教材は、PDFファイル形式であったり、noteに掲載されていたりと、様々な形態で提供されています。
主な取引の場としては、TwitterやLINEなどのSNSが頻繁に利用されることが多いのです。
買ってはいけない情報教材の特徴
では、具体的にどのような情報教材が「買ってはいけない」ものであるのか、いくつかの特徴を見ていきましょう。
買ってはいけない情報教材には、以下の5つの共通点があります。
- 数十万円の高額商品である
- 特に初心者をターゲットにしている
- 口コミがほとんど存在しない
- 話があまりにも魅力的すぎる
- 「無料でプレゼント」と謳っている
これらの特徴はいずれも怪しい印象を与えますね。ひとつずつ詳しく確認していきましょう。
数十万円する
人間の心理として「高価格の商品は質が良い」と考えがちです。
例えば、家電製品を考えると分かりやすいでしょう。高額な商品は機能が優れていたり、故障しにくいというイメージがあります。
この心理を利用して、数十万円という高額な価格設定の情報教材を売り込んでくる人もいます。しかし、実際には高額な費用を支払ったにもかかわらず、中身が乏しく、むしろ無料で手に入るような情報ばかりのケースも少なくありません。
情報教材の特性上、購入して中身を確認するまでは、その内容を確かめることができないというリスクがあります。
したがって、高いからこそ良い情報であるはずだという先入観を捨てることが大切です。
初心者ばかりに売りつけている
どの業界においても、初心者は知識が不足しているため、騙されやすく、ターゲットにされることが多くなります。
自ら判断することが難しいため、言われるがままに購入してしまうことがよくあります。
このような初心者を狙った情報教材を販売するアカウントが、Twitter上には数多く存在しているのが現実です。
「初心者でも稼げる」「初心者必見」といったセールストークには十分に注意を払いましょう。
また、Twitterで情報教材を販売しているアカウントは、比較的新しく作られたものが多い傾向があります。新しく立ち上げたアカウントからの突然のダイレクトメッセージは、疑念を持って扱うことが賢明です。
口コミがない
販売されている商品の口コミが全くない場合、それは非常に怪しい印象を与えます。
質の高い教材であれば、「ためになった!」「買って良かった」といったポジティブな口コミが必ず存在するはずです。
それにもかかわらず、口コミを調査せずに購入を決定してしまう方も少なくありません。
情報教材を購入する際には、口コミを調べる習慣を身につけることが大切です。
この習慣を持つことで、口コミがない怪しい情報教材に手を出さずに済むでしょう。口コミが全くない情報教材は、絶対に購入してはいけません。
話がうますぎる
商品を販売するための巧妙な話術を「セールストーク」と呼びます。
このセールストークの内容が、あまりにも魅力的すぎる場合は警戒が必要です。
具体的には「初心者でも○十万稼げる」「スマホで簡単にできる」といった内容です。簡単に初心者が稼げるという甘い話は、現実には存在しません。
「簡単」「初心者」「稼げる」といった言葉には、特に注意を払うべきです。
無料でプレゼント
情報教材を販売する一部の人々は、まず初めに無料で何かをプレゼントした後、高額な商品を売りつけてくることがあります。
無料で何かを受け取った手前、断りにくくなりますよね。
しかし、どんなに断りにくくても、高額な情報教材や不要な商品を購入することは避けるべきです。
悪質な業者は、望んでもいないのに無料でプレゼントを送ってくることもあります。「無料」や「プレゼント配布」という言葉には常に警戒心を持ちましょう。
情報教材は手を出さないのが無難
情報教材は高額であるにもかかわらず、その内容が薄いことが多く、同じ情報を無料で手に入れることができる場合も非常に多いです。
また、情報を得るための手段は情報教材以外にも多く存在します。
その一例として、本があります。本は出版社によってしっかりと目を通されてから出版されるため、信頼性が高く、貴重な情報源の一つとなります。
もしどうしても情報教材でなければならない情報がある場合には、信頼できる売り手であるかどうかを確認することが重要です。また、その教材を実際に購入した人の話を聞くことも非常に重要なポイントです。
まとめ
買ってはいけない情報教材の特徴は、以下の5点です。
- 数十万円の高額商品である
- 特に初心者に向けて売りつけている
- 口コミが全くない
- 話があまりにも魅力的すぎる
- 「無料でプレゼント」と謳っている
自分が何のために情報教材を購入しようとしているのか、その話は本当に信頼できるものなのかなどをしっかりと確認し、目的を明確にすることで、買ってはいけない情報教材を見抜く力を養うことができます。
情報が氾濫する現代だからこそ、本当にお金を払う価値があるのか、じっくりと考えてから購入を決断することが大切です。
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