買ってはいけない!なめこ?その理由とは

なめこは、その独特なぬめりと風味で知られ、味噌汁の具材や蕎麦、さらにはパスタのトッピングとしても利用される人気の食材です。きのこの中でも、私たちの食卓に頻繁に登場することが多いのではないでしょうか。

スーパーなどで手軽に手に入ることから、比較的安価で便利な食材として重宝されています。しかし、そんななめこには鮮度の見分け方が難しいという特性があり、賞味期限や正しい保存方法についてはあまり知られていないのが現状です。今回は、そんななめこについて詳しくお伝えしたいと思います。

なめこの種類は?

なめこには、石突き(根の部分)がついたままの「株なめこ」と、石突きを取り除き洗浄した後に真空パックに詰められた「真空パックなめこ」が存在します。

これまで、真空パックなめこが主流でしたが、最近では株なめこもスーパーの棚に並ぶことが増えてきました。それでは、それぞれの見分け方について詳しく説明していきます。

・株なめこの見分け方

株なめこを選ぶ際には、傘の大きさが均等で、表面に光沢があるもの、そしてぬめりが強いものが良いとされています。傘がしっかりと閉じているものが理想で、傘部分のハリが失われているものは避けた方が良いでしょう。

・真空パックなめこの見分け方

真空パックされた状態では触れることができませんが、粒が均一で、ぬめり部分に濁りのないものを選びましょう。また、真空パックなめこは切り口から劣化が始まるため、切り口が変色しているものは避けるべきです。

良い状態のなめこを見極めることができたら、次はその栄養や効果について知識を深めていきましょう。

なめこの栄養は?効果は?

なめこの特徴的なぬるっとした食感、その背後にある栄養素にも興味が湧くところです。

なめこのぬめりには、血糖値の急激な上昇を防ぐ効果があり、さらにコレステロール値を低下させる働きもあるため、生活習慣病の予防にも寄与することが期待されます。特に、食生活が乱れがちな現代人にとって、頼もしい味方となるでしょう。

きのこ類全般に豊富に含まれる食物繊維ですが、なめこには水溶性食物繊維だけでなく、不溶性食物繊維であるβ-グルカンも多く含まれています。β-グルカンは水に溶けることなく腸内で膨張し、腸のぜん動運動を促進するため、腸内環境の改善や便秘予防に非常に適しています。

腸内環境が整うことで、ダイエットにもプラスの影響を及ぼすかもしれません。また、腸内の健康は体調全般にも影響を与えると言われているため、体調を崩す前の予防策としても役立つでしょう。

さらに、なめこには免疫力を高める効果もあるため、アレルギー対策にも期待が持てます。季節の変わり目など、体調がすぐれない時期には、温かいなめこの味噌汁を飲むことで、免疫力を向上させ、腸内環境を整え、活力を得ることができるかもしれません。

タンパク質の分解を促す働きや、胃や腸の粘膜を保護する役割も果たしています。飲み過ぎや食べ過ぎで疲れた胃腸を、なめこで労わるのはいかがでしょうか?

なめこの消味期限・保存方法は?

なめこの賞味期限は他のきのこ類と比べると短く、2〜3日内に消費することが求められます。

必要な分だけを購入し、早めに食べ切るのが最も美味しく楽しむ方法ですが、特売などでつい買いすぎてしまった場合には、冷凍保存も可能です。

真空パックに入ったなめこは、基本的にはそのまま冷凍保存します。きのこは洗うと風味が損なわれるため、そのまま冷凍袋に入れて保存するのが良いでしょう。未開封の場合はそのまま冷凍し、開封した場合は冷凍袋に広げて平らにして冷凍することをおすすめします。

こうすることで、使用する際に「ポキポキ」と折って使いやすくなります。また、金属のパッドに載せて冷凍すると、早く冷凍できるため、風味の損失を防ぐことができるでしょう。冷凍保存は約1ヶ月可能です。

株付きなめこの場合は、石突きを切り落とし、バラバラにします。もし傘におがくずなどが付着している場合は手で取り除いてください。冷凍保存袋に平らに広げ、金属パッドに乗せて冷凍することで、風味を保ちつつ早く冷凍できます。こちらも冷凍庫で約1ヶ月の保存が可能です。

解凍方法としては、凍ったまま使用することを推奨します。例えば、お味噌汁の場合、沸騰しただし汁にそのまま入れれば、なめこの特有のぬめりが復活します。

冷凍保存は可能ですが、なめこは他のきのこよりも傷みやすい食材であるため、生の状態であろうと真空パックであろうと、早めに使うことをおすすめします。

まとめ

なめこは傷みやすい食材ですが、冷凍保存をうまく活用すれば、風味を良い状態で保つことができます。血糖値の急な上昇を防ぐ効果やコレステロール値を下げる働きがあり、生活習慣病の予防にも効果が期待できるため、日常の食事に取り入れるのは良いアイデアですね。

王道の味噌汁はもちろん、蕎麦のトッピングや豆腐の上に乗せたり、にんにくを効かせたパスタに和えたりしても美味しく楽しめます。

一年中見かけることが多い食材なので、手に入りやすく、特に免疫力が低下しやすい季節の変わり目には積極的に食事に取り入れると良いでしょう。

スーパーなどで販売されている真空パックのなめこは、生の状態であるため、袋の中で乳酸菌が繁殖し、雑菌が繁殖している可能性もあります。加熱調理をする場合は問題ありませんが、和え物に使用する際は熱湯で2〜3分加熱してから使用することをおすすめします。

ただし、茹で過ぎには注意が必要で、風味が損なわれないように気をつけましょう。

なめこは食物繊維が豊富ですが、食物繊維を過剰に摂取すると腹痛や下痢を引き起こす可能性があります。なめこに限らず、過剰摂取には注意が必要です。

上手になめこを取り入れて、健康的な生活を送る手助けにしてください。

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