
お子さまからご高齢の方まで、幅広い年齢層に支持されている練りものですが、その人気の理由を知っていますか?
そのまま食べることができる上に、様々な料理に使っても美味しさを引き立ててくれるため、家庭の食卓に欠かせない存在です。
現在は、素材にこだわった高品質なものから、手軽に手に入る製品まで多種多様な選択肢が市場に並んでいます。
その種類も豊富で、ちくわ、はんぺん、かまぼこ、つみれなど、さまざまなバリエーションがあります。
このように便利で美味しい練りものですが、実は健康に対する影響が懸念されることもあるのです。皆さんはその点について考えたことがありますか?
そこで、練りものに潜む問題点について詳しく探っていきたいと思います。
練りものとは
かまぼこ、ちくわ、つみれなどは、魚肉をすりつぶし、食塩やその他の原料を加えた後、成型して加熱し、凝固(ゲル化)させた水産加工品の総称です。
練りものは独特の風味を持ち、簡単な調理で手軽に楽しむことができるのが魅力です。
日本という国は海に囲まれ、豊富な水産資源に恵まれています。そのため、練りものは地域ごとの名産品として多くの種類が存在し、各地の特産物として愛されています。
練りものは体に悪い?
魚を用いているため、栄養豊富であると考えられがちですが、それは必ずしも正しいとは言えません。
ちくわやはんぺん、かまぼこ、つみれといった練りものには、以下のような問題点が指摘されています。
- 糖質が比較的多い
- 塩分が多い
- グルテンが含まれている
これらの問題について、順を追って詳しく見ていきましょう。
糖質が比較的多い
商品パッケージの裏側に記載されている成分表を確認するとわかる通り、練りものは糖質が高い傾向にあります。
糖質が多い主な理由は、原料として「でん粉」や「砂糖」が使用されているためです。
糖質 | カロリー | |
ちくわ(100g) | 13.5g | 121キロカロリー |
はんぺん(100g) | 11.4g | 94キロカロリー |
かまぼこ(100g) | 7.4g | 98キロカロリー |
つみれ(100g) | 6.5g | 113キロカロリー |
カロリー自体はそれほど高くはありませんが、量に対する糖質の割合が非常に高いことがわかります。
糖質の過剰摂取は、糖尿病や肥満といった生活習慣病のリスクを高めると考えられています。
糖質はエネルギー源として不可欠な栄養素ではありますが、過剰に摂取するとカロリーが消費されず、体内に脂肪として蓄積されることになります。
さらに、一度に大量の糖質を摂取すると、血糖値が急激に上昇するリスクもあるのです。
肥満は糖尿病だけでなく、高血圧や脂質異常症、心臓病や血管系の病気などの生活習慣病を引き起こすリスクを高めるとされています。
塩分が高い
練りものには、味を調えるために食塩が加えられています。
そのため、含まれる塩分の量は非常に多くなっています。
塩分の過剰摂取は、高血圧、心疾患、動脈硬化などの要因となることがあります。
塩分 | |
ちくわ一袋(100g) | 2.1g |
かまぼこ(一本) | 1.3g |
日本人の食塩の1日あたりの摂取目安量は、
- 男性は8.0g未満
- 女性は7.0g未満
とされています。
これを考慮すると、練りものから得られる塩分は非常に多いことが分かります。
手軽に食べることができるため、注意が必要です。
グルテンが含まれる
ちくわやはんぺん、かまぼこ、つみれには、つなぎとして小麦粉が使われています。
そのため、これらの食品にはグルテンが含まれることになります。
グルテンは、食べ物の風味を引き立てる効果がありますが、一方で、アレルギーを引き起こしたり、頭痛や倦怠感を引き起こす可能性があるといった悪影響が指摘されています。
パンやパスタに比べると使用量は少ないものの、食感を出すために小麦が使用されているため、日常的にグルテンを避けている方は注意が必要です。
添加物のかたまり?
練りものには、原材料の他に多くの添加物が含まれています。
- 加工でん粉
- 調味料(アミノ酸)
主にこの2つが含まれています。
加工でん粉
練りものには、加工でん粉が含まれています。
過剰に摂取すると、ミネラルバランスが崩れる可能性があります。
ミネラルバランスが崩れることによって、体に必要なミネラルが不足してしまうことが懸念されています。
調味料(アミノ酸)
普段私たちが口にしている食品の中にも、体に影響を及ぼす可能性のある添加物が含まれていることがあります。
特に安価な製品には、何かしらの理由があることが往々にしてあります。
購入する際には、しっかりと原材料を確認することが大切です。
まとめ
この記事では、練りものの健康への悪影響についてお話ししました。
少しでも安全性の高い製品を選ぶことが重要ですね。
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