あなたは朝食のスタイルとしてご飯を選ぶ派ですか？それともパンを選ぶ派でしょうか？
実際、朝食にパンを食べる日本人は全体の半数以上に達すると言われています。
パンは多種多様な種類があるため、飽きることがなく、さらに味わい深いものも多く、日常の食卓には欠かせない存在となっています。
最近のパンブームに伴い、その人気は朝食に限らず、昼食や夕食にパンを楽しむ方々も増加しているのではないでしょうか。
多様なパンの種類が揃っているのはもちろんですが、クリームパンやカレーパンなど、昔から愛されているパンも、こだわりを持って作られることで、今なお高い人気を維持しています。
しかしながら、パンを過剰に食べることは健康維持の観点から注意が必要です。
その理由について、この記事を通じて詳しく紹介していきたいと思います。
パンを食べることが問題となる理由
それでは早速、パンを食べることが問題となる理由を詳しく解説していきましょう。
パンを食べることが問題視される理由は、大きく分けて以下の3つに分類されます。
- 血糖値の急激な変動により炭水化物の摂取が無限に続くサイクルに陥る
- 消化が困難で胃腸に負担をかける
- 老化やさまざまな病気を引き起こす可能性がある
それぞれの項目について、詳しく見ていきましょう。
血糖値の急激な変動により炭水化物摂取の無限サイクルに陥る
朝は脳を活性化させるために血糖値を上げる必要があるという意見も存在します。
そのため、糖質の多いパンを朝食に選ぶ方も多いのかもしれません。
しかし、実際には朝はコルチゾールやアドレナリンといった脳を覚醒させるホルモンが通常よりも多く分泌されているのです。
このため、糖質の高いパンを食べることで血糖値が過剰に上昇してしまうという問題が起こり得ます。
血糖値が高くなりすぎると、体はインスリンというホルモンを大量に分泌し血糖値を下げようとします。
この結果、血糖値は急激に低下しますが、このような血糖値の急激な変動は「血糖値スパイク」と呼ばれます。
血糖値が急速に下がると、脳は異常を感知し、血糖値を補給するよう体に信号を送ります。
このために炭水化物を再度摂取してしまうという無限サイクルに陥り、結果的に血糖値が慢性的に高い状態が続くという悪循環が生じます。
このような理由から、朝食にパンを選ぶことは特に控えた方が良いと考えられます。
消化が悪く胃腸にダメージを与える
パンに限らず、小麦製品は一般的に消化が悪いとされています。
特にパンに含まれるグルテンという成分は消化が特に難しく、未消化のまま小腸の粘膜に吸収されてしまうことがあります。
消化不良の状態でグルテンが体内に入ると、他の食べ物の消化や吸収を妨げるという悪循環が生じることになります。
これが腹痛やアレルギー症状を引き起こす原因となってしまいます。
さらに、パンには食塩が豊富に含まれていますが、過剰な食塩の摂取は胃の粘液を破壊し、粘膜を傷つけることにもつながります。
その結果、慢性的な胃の炎症を引き起こすことがあります。
このような炎症が続くと、胃がんのリスクを高める可能性もあるため、注意が必要です。
老化や病気の原因になる
パンの主成分は小麦ですが、小麦をパンに加工するためには必ず加熱処理が必要です。
加熱処理を行うと、タンパク質と糖が結びつく現象が起こり、これにより「AGE」と呼ばれる老化物質が生成されます。
AGEは体内のさまざまな部位で炎症を引き起こし、シミやシワの原因となります。
AGEは一度体内に生成されると排出されにくく、なんと10年以上も体内に留まることがあると言われています。
さらに、前述の血糖値スパイクは炭水化物摂取の無限サイクルを引き起こすだけでなく、血管にダメージを与え、動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞などの様々な病気のリスクを高めるとされています。
AGEと血糖値スパイクという二重の危険因子が相まって、あなたの体をじわじわと蝕んでいるのです。
パンをやめることで期待される改善効果
血糖値や内臓の不調を自覚することはなかなか難しいですが、パンをやめることで以下のような身体的に感じやすい症状の改善が期待できます。
- 胃もたれや胃酸の逆流感など、胃の不調の改善
- 下痢や便秘の解消など、腸の健康改善
- 体が軽く感じられるようになり、疲労感や倦怠感の軽減
- 体重が減少する
- イライラやストレスの軽減など、メンタルの安定
- 喘息やアレルギー、偏頭痛などの症状の改善
もしあなたがこれらの症状に悩まされているのなら、その根本的な原因がパンにある可能性があります。
気になる方は、一度パンを食べるのを控えてみてはいかがでしょうか。
おすすめのパンは？
これまで、パンを食べることが健康に与える影響について詳しく解説してきました。
それでもパンが好きで、どうしてもやめられないというあなたのために、おすすめのパンをご紹介したいと思います！
ポチップ
ポチップ理想的な朝食としては低糖質かつ高脂肪の食事が挙げられます。
低糖質と高脂肪を組み合わせることで、一日を通じて血糖値をコントロールする助けになると言われており、健康を維持するためにも役立ちます。
糖質を抑えたパンを選ぶことで、健康への第一歩を踏み出してみてください。
まとめ
この記事では、パンを食べることによる健康リスクについて解説してきました。
パンが好きな人にとっては、受け入れがたい内容だったかもしれません。
確かに、パンは美味しい食べ物です。
完全に日常の食事から排除するのは難しいかもしれませんが、食べる頻度を減らしてみるのも良いかもしれませんね。
体調が改善されることで、パンを食べることに対する意識も変わる可能性があります。
この記事があなたの食生活にとってプラスの影響をもたらすことを願っています。
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