買ってはいけない?うまい棒

小さなお子様から大人まで、多くの世代に人気を博しているロングセラーの駄菓子、うまい棒。

小学生のお小遣いでも気軽に手に入るお手頃な価格と、15種類以上の多彩なフレーバーが非常に魅力的です。

駄菓子屋はもちろん、コンビニやスーパー、ドラッグストアなど、身近な店舗でいつでも手に入るのも嬉しいポイントです。子供の頃はおやつとして、そして大人になるとお酒のおつまみとして、思い返せばうまい棒を頻繁に購入している方も多いのではないでしょうか。

中には、ふりかけや砕いて料理に利用したりと、様々なアイデアでうまい棒を楽しんでいる人々も見受けられますね。

しかし、ジャンキーな味付けのイメージから、「添加物が多いのではないか」「体に悪影響があるのでは?」と心配する方も多いお菓子です。間食やおつまみとして、頻繁に食べても良いのかどうか、気になるところでしょう。

この記事では、人気の駄菓子うまい棒が健康に及ぼす影響について、3つのポイントを通じてわかりやすくご紹介していきます。

うまい棒の栄養成分は?

サクッとした軽い食感で何本も食べられてしまううまい棒ですが、濃厚でジャンキーな味付けのため、ダイエット中に食べても良いのかどうか少し迷ってしまうこともあるでしょう。

1本あたりのカロリーや栄養素は一体どのくらいなのでしょうか?

公式サイトを参考に、定番の6種類の栄養素を各フレーバー別にまとめてみました。

カロリーたんぱく質脂質炭水化物食塩相当量
コーンポタージュ43kcal0.5g2.7g4.3g0.1g
やさいサラダ43kcal0.4g2.9g3.8g0.1g
めんたい44kcal0.5g2.9g4.0g0.1g
たこ焼き53kcal0.4g3.8g4.2g0.2g
チーズ43kcal0.5g2.8g3.9g0.1g
サラミ43kcal0.5g2.7g4.0g0.1g
のり塩45kcal0.5g2.7g4.8g0.1g

うまい棒1本のカロリーは約43~53kcalで、炭水化物は4~5g前後の含有量となっています。

1本の容量が6gであることを考慮すると、重さに対するカロリーや炭水化物量が少々高めといえるでしょう。

さらに、脂質は1本あたり2.7~3.8g程度含まれている点にも注意が必要です。うまい棒の原材料を確認してみると、どのフレーバーもまず最初に「コーン、植物油脂」と記載されています。

原材料は使用量の多いものから順に表記されるため、主成分であるコーンの次に植物油脂が多く使用されていることが分かります。

厚生労働省が公表する「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によれば、脂質は1日の総エネルギーの20~30%に抑えるのが理想とされています。成人の場合、1日約40~60g程度が目安となるため、うまい棒のような油分が多いスナック菓子の食べ過ぎには特に注意が必要です。

また、炭水化物と脂質の同時摂取は体脂肪になりやすく、コーンと植物油脂が主成分のうまい棒はその典型と言えます。

カロリーも決して低くないので、ダイエット中は特に過剰に摂取しないよう心掛けるべきです。

スクラロース(人工甘味料)を使用している

次に注目したいのが、うまい棒に使用されている添加物です。香料やうまみ成分であるアミノ酸を使用しているのも気になるところですが、特に人工甘味料として「スクラロース」を使っている点に注目しましょう。

スクラロースは、砂糖の600倍もの甘さを持つのが大きな特徴です。

自然に近い甘みを持っていて、体内で分解されないため、カロリーもゼロです。血糖値にも影響を与えないとされています。

水に溶けやすく、人工甘味料特有の苦味もなく扱いやすいため、飲料やスイーツ、乳製品、おつまみなどさまざまな加工食品に使用されている人工甘味料です。

美味しくてカロリーゼロというのは非常に便利な甘味料に思えますが、実際に健康への影響はないのでしょうか。

スクラロースの副作用として、以下のようなものが考えられます。

・赤血球の減少
・白血病の原因となる可能性
・卵巣の収縮
・リンパ腫を引き起こす可能性
・白内障の危険性
・甲状腺の機能低下
・マグネシウム不足
・成長の遅れなど

その他、食欲を亢進させるホルモンの数値が高くなるとの研究もあり、これがかえって太りやすくなるという可能性も示唆されています。カロリーゼロだと思っていたのに、逆に体重が増えやすくなるとは、少々衝撃的ですよね。

過剰摂取しなければ安全とされていますが、スクラロースはさまざまな加工食品に広く使われている添加物です。

加工食品を多く摂取している方は、知らず知らずのうちに頻繁に摂取しているリスクがあるため、健康を考えるなら注意が必要でしょう。

1日何本までなら大丈夫?

カロリーや脂質、炭水化物が高く、スクラロースなどの添加物も含まれているうまい棒。

とはいえ、たまにはあの濃厚な味を楽しみたい時もありますよね。うまい棒が大好きな方にとっては、食べられないとなるとストレスを感じるかもしれません。

では、1日に何本までなら健康やダイエットに影響が少ないのでしょうか?

結論としては、1日2本までなら間食として食べても問題ないということです。

ダイエット中の間食の目安としては80~100kcal、糖質は10g以下が理想とされているため、うまい棒2本がちょうど良い量ですね。

大袋のスナック菓子を開封してしまうと量が多くなりがちですが、うまい棒は食べる量を調整しやすいのも便利な点です。ストレスをため込んで後でドカ食いしてしまうよりも、適度に息抜きできるアイテムとしてうまく付き合っていくのが賢明です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

安価で身近な店舗でいつでも購入できるうまい棒ですが、1本あたりのカロリーや脂質の量が高いため、ダイエット中は特に食べ過ぎに注意が必要です。健康やダイエットへの影響を考慮して、1日2本程度に抑えることが望ましいでしょう。

上手に間食に取り入れれば、ダイエット中のストレス解消に役立ってくれるはずです。

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