初めての出産を迎えると、育児に関しては分からないことが山積みで、何を買えば良いのか戸惑うことが多いですよね。出産前から準備を整えたベビーグッズが、結局はほとんど使わなかったという体験は、多くのママたちが共感する「あるある」な話です。
そこで、今回は急いで購入してはいけないベビーグッズ3選を詳しくご紹介します。
①高価なベビー服
十月十日、心を込めてお腹の中で育てた大切な我が子。長い時間を経てやっと会えたお子様に、愛情を込めて可愛い服を着せたいと思うのは至極当然のことです。しかし、あまりにも高価なベビー服を購入することはあまりお勧めできません。
特に新生児期にしか着用できないようなベビー服はすぐにサイズアウトしてしまうため、実際に着る機会は数回程度であることが多いのです。さらに、もし想定以上に大きな赤ちゃんとして生まれてしまった場合、購入したベビー服に一度も袖を通すことがなかったということも珍しくありません。
赤ちゃんが誕生した後の生活では、母乳やミルクの吐き戻し、おしっこやうんちの漏れなどで、ベビー服は頻繁に汚れてしまいます。1日に何度も着替えが必要になることも多く、また生後半年を過ぎると離乳食が始まります。そうなると、よだれやミルクの汚れは手洗いで落とせても、離乳食からつくる緑黄色野菜の鮮やかなシミは非常に落としにくく、お気に入りの洋服が台無しになってしまうことも増えるでしょう。
エプロンを着用している場合でも、いつの間にか袖や襟に汚れがついていることがあります。フリマサイトでは、状態の良い可愛いベビー服がリーズナブルに出品されていますので、ベビー服は高価な新品ではなく、お手頃なものを選ぶことをおすすめします。
②ベビーカー
ベビーカーは、その選び方がライフスタイルや赤ちゃんの月齢によって大きく変わります。デザインやブランド、人気商品という理由だけで購入すると、後で後悔する可能性が高いです。
ベビーカーはA型、B型、AB型、バギーなど多様なタイプが存在します。それぞれ適用月齢や背もたれの角度、重量の違いがありますので、どのタイプを選ぶかは以下のポイントを参考にしてみてください。
車や電車での移動が多い方には、特に軽量タイプのベビーカーをおすすめします。電車に乗り込む際などに、赤ちゃんを抱きながらベビーカーを持ち上げることを考えると、重いベビーカーでは移動が非常に困難になることが明らかです。
4㎏以下のベビーカーも多く販売されているため、実際に店舗で重さを確認することが大切です。その際には、片手での開閉が可能か、折りたたみのしやすさも一緒にチェックしておきましょう。
車や電車に乗る機会が少なく、ベビーカーを多く使用する方は、移動する道の舗装状況を確認しておくことが重要です。スーパーや公園までの道が段差が少なく、しっかりと舗装されているかをチェックしておきましょう。
軽量タイプのベビーカーはタイヤが小さいため、少しの段差でも意外と越えるのが難しいことがあります。ガタガタとした道や段差が多い場合は、3輪タイプなどのタイヤが大きいものを選択肢に入れると良いでしょう。
また、おむつや着替え、ミルクを入れるマザーズバッグなど持ち歩く荷物が増えることを考慮して、ベビーカー下の収納スペースがどれほどの容量を持っているかも重要なチェックポイントです。
広い玄関であれば問題はありませんが、マンションやアパートなどの集合住宅では、玄関スペースが狭いことが多いです。したがって、ベビーカーの置き場所についても事前に考えておく必要があります。
コンパクトに収納できるタイプが増えているものの、実際に玄関に置いてみると想像以上に大きかったり、ベビーカーを広げて子供を乗せる際に廊下に乗り上げてしまうという事態も考えられます。購入する前には広げた時の大きさや、折りたたんだ際の寸法を調べ、玄関に置いた際のイメージを持っておくと良いでしょう。
赤ちゃんの月齢によって使用できるベビーカーも異なるため、選択に迷う方にはベビーカーのレンタルサービスを利用することも一つの手です。購入したものの赤ちゃんが嫌がって乗らなかったという場合でも、レンタルなら安心です。
③ベビーベッド・ベビー布団
生まれたばかりの赤ちゃんは本当に小さく、同じベッドで寝ると潰してしまうのではないかと不安になることがあるでしょう。普段ベッドで眠っている方は、ベビーベッドの購入を考える方が多いと思いますが、ベビーベッドは通常、大きなサイズのものが多く、かなりのスペースを取ります。
最初は夫婦と赤ちゃんが同じ寝室で寝る場合でも、夜泣きが増えてくると、パパの仕事に悪影響を及ぼすこともあるため、寝室を別にする家庭も増えていきます。その際、存在感のあるベビーベッドの置き場所に困ることが多くなるでしょう。
ベビー布団についても、購入したもののほとんど使用しなかったという話をよく耳にします。生後半年を過ぎると赤ちゃんが寝返りを始めるため、小さなベビー布団では収まりきらなくなることが多いのです。ベビー布団は、お昼寝用のマットやタオルケットで代用することが可能ですので、まずはそれらを利用してみるのも良いかもしれません。
大型のベビーグッズは保管や廃棄が難しいという現実もあります。すぐに次の子供が生まれる可能性や新しい家庭に貰い手が見つかれば良いのですが、長期間自宅で保管するのはなかなか大変なことです。全国にはベビーグッズをレンタルしているお店もありますので、大型のアイテムはまず購入するのではなく、レンタルを利用することを強くおすすめします。
まとめ
急いで購入してはいけないベビーグッズ3選についてお伝えしました。
ベビーグッズは、家庭ごとに必要なものが異なってきます。高額なアイテムや大型のものは、いきなり購入するのではなく、まずはレンタルを考えてみると失敗が少ないかもしれません。
ママやパパ、そして赤ちゃんの新しい生活がより良いものとなる参考になれば幸いです。
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