手軽に食べられるグラノーラは、忙しい朝や小腹が空いた際によく利用されますよね。この食材一つで豊富な栄養素を摂取でき、健康を意識しているからこそ毎日食べている方も多いのではないでしょうか？
今回は、そんなあなたに向けて、購入を避けるべきグラノーラについてお話ししたいと思います。
グラノーラについて
まず初めに、グラノーラとはシリアル製品の一種であり、主にロールドオーツや麦、玄米、とうもろこしなどの穀物を基にした加工食品です。これにココナッツやナッツを加え、砂糖やハチミツ、メープルシロップなどの甘味料、植物油と混ぜ合わせてオーブンで焼き上げたものです。また、ドライフルーツが加えられることもよくあります。
オーブンで焼く際には、途中で何度かかき混ぜたり、焼き上がった後に破砕することで、適度な大きさの塊になります。
ただし、グラノーラは加熱処理が施されているため、原材料が持つ栄養素が一部失われている可能性があります。それでも、各メーカーは必須ビタミンを添加し、高い栄養価を謳った製品を多数展開しています。
栄養価が高い一方で、糖質（炭水化物）が低めであることから、「低糖質ダイエット」を実践している方に好まれることが多いです。また、最近では外出先や仕事の合間に手軽に食べられるグラノーラバーも人気を集めており、各社がさまざまな商品を展開しています。
グラノーラは太る？体に悪い？
栄養価が高く低糖質とされていますが、実際には多くのグラノーラには糖質が多く含まれ、砂糖が大量に添加されています。具体的には、グラノーラの1食分の糖質は40～50g程度で、この量を摂取するとエネルギーは160〜220kcal程度になります。これは、ご飯の小盛り（120g:202kcal）や食パンの4枚切り1枚と同じくらいのエネルギー量に相当します。
牛乳をかけて食べたり、フルーツを加えたりすれば、さらにカロリーや糖質が増加します。そのため、このような食品を頻繁に食べることは避けるべきでしょう。
ここで特に注意したいのは、別途添加されている砂糖の量です。
1食分のグラノーラには、だいたい小さじ2杯弱の砂糖が使われているとされています。栄養価は高いものの、食べた分だけ砂糖や糖質も多く摂取してしまうことを理解しておくことが重要です。
さらに、栄養価が高くなるほど添加物も増える傾向にあります。
砂糖と同様に、添加物にも留意する必要があります。
砂糖や添加物を過剰に摂取することは、体に悪影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。
グラノーラの選び方
市販のグラノーラは、砂糖や添加物が多く含まれていることが多いため、選ぶ際に抵抗を感じることもありますよね。
では、どのような商品を選ぶべきでしょうか？
具体的な選び方は以下のとおりです。
- 成分表を確認し、砂糖がなるべく先頭に来ていないものを選ぶ
- 添加物が少ない商品を選ぶことを心がける
- 原材料が天然由来やオーガニックのものなど、こだわりのある商品を選ぶ
それでは、順を追って詳しく見ていきましょう。
成分表を確認し、砂糖がなるべく先頭に来ていないものを選ぶ
成分表は商品のパッケージの裏側に記載されています。また、成分は含まれている量が多い順に記載されるため、砂糖が最初に書かれているものは避けるべきです。
主原料となる食材が先頭に記載されている商品を選ぶと良いでしょう。
添加物が少ない商品を選ぶことを心がける
添加物は通常、スラッシュの後に記載されています。そのため、添加物も同様に、商品の裏側を確認し、スラッシュ（ここでいう添加物）が少ないものを選ぶと良いでしょう。
原材料が天然由来やオーガニックのものなど、こだわりのある商品を選ぶ
天然由来の素材やオーガニック食品をできるだけ選ぶようにしましょう。
精製された砂糖（白砂糖など）の使用が少なく、添加物も含まれていないため、体に優しく安心して食べることができます。
砂糖や添加物は食欲を刺激することがあるため、栄養価を求めるあまり過剰に摂取しないようにすることが大切です。
体に良いものを取り入れるために、
美味しく、安全で安心な材料で作られた商品を選びたいですよね。
時間がない時や外出中には、糖質が少なく、添加物がほとんど含まれていないグラノーラを選ぶことをお勧めします。
太らない食べ方とは？
最近では、多くの人がグラノーラを工夫してアレンジして楽しんでいます。しかし、牛乳やフルーツなどカロリーが高めの食品を加えるのではなく、そのまま食べたり、ヨーグルトを加えたりしてシンプルに楽しむことがおすすめです。
どうしてもアレンジをしたい場合は、自分へのご褒美としてたまに楽しむのが良いかもしれません。
ただし、何事も過剰に食べることは健康によくありませんので、適量を心がけましょう。
まとめ
グラノーラは忙しい日々の中で手軽に食べられ、美味しい食材ですが、カロリーや糖質、添加物に対して注意が必要です。栄養価を摂取できる一方で、太りやすく体に良くない側面があることも忘れてはいけません。
選び方をオーガニックや添加物ができるだけ少ないものにするなど工夫し、食べ過ぎには気をつけてバランスの取れた食生活を心がけることが重要です。
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