スーパーマーケットなどで頻繁に目にする缶詰の代表格として知られる「ツナ缶」についてご紹介します。

このツナ缶は、非常に使い勝手が良く、多くの料理にアレンジ可能な万能食材として多くの人に愛されています。

朝の忙しい時間帯に、手間をかけずに「さっと一品」を作りたい!!

夜、疲れて帰宅した際に、晩酌のお供として「何か一品」を作りたい!!
このようなシーンで大いに活躍してくれるのが、使いやすさが際立つ「ツナ缶の魅力」です。
さて、みなさんは「ツナ」という言葉の意味や、その由来についてご存知でしょうか?
また、「シーチキンもあるけれど、それとは何が異なるの?同じものなの?」と疑問に思ったことはありませんか?
最近では、様々な種類のツナ缶が登場しており、「ノンオイル」や「ライトツナ」といった表記があると、その違いが分かりづらいことも多いですよね。
そこで今回は、購入後に後悔しないために、あなたにとって「選んではいけないツナ缶」を避けられるよう、分かりやすくツナ缶の基本について解説していきたいと思います。
ツナ缶のツナとは何か?
ツナ缶の「ツナ」という言葉は、英語の「Tuna」に由来しており、その意味は「マグロやカツオを含む魚の総称」を指し示す言葉です。
実際、日本で売られているツナ缶の原材料には、マグロだけでなくカツオが使用されているものも多く存在します。
さらに、先ほど触れた「シーチキン」ですが、これは食品加工会社である「はごろもフーズ」が展開するツナ缶のブランド名」です。
要するに、ツナ缶とは「ツナ(マグロやカツオなどの魚)を主原料として作られた缶詰」のことを指します。
ツナ缶の賢い選び方
次に、ツナ缶の選び方について詳しく見ていきましょう。
ツナ缶を選ぶ際に考慮すべきポイントは、主に4つに整理できます。
- 使用されている原料の魚
- ツナ缶の加工方法
- 完成品の形状
- 販売時の包装形態
使用されている原料の魚
原料の魚の種類によって、ツナ缶の味わいは大きく変化します。
どのような魚が使われているのかを一つ一つ見ていくことで、原料ごとの違いを理解していきましょう。
「ホワイトミート」または「ホワイトツナ」とも呼ばれ、身は白色であっさりとした味が特徴的な魚です。
ツナ缶の原料としては古くから使用されており、その価格は比較的高価であり、高級ツナ缶に利用されることが多いです。
料理に使うのはもちろん、そのまま食べても美味しさを楽しむことができます。
この3種類の魚は「ライトツナ」とも呼ばれ、びんながまぐろに比べて価格が安く、手頃な価格帯で販売されることが多いです。
きはだまぐろやめばちまぐろは、身が柔らかく、カツオに比べると脂が豊富で旨味を感じることができます。
一方で、カツオはマグロを使用したツナ缶に比べて、身がしっかりしていてあっさりした味わいが多いという印象があります。
ツナ缶の加工方法
ツナ缶の加工方法は、主に3つの種類に分類されます。
言葉通り、「油に漬け込んで調理された」ツナ缶です。
油漬けにすることで、ツナ缶の持つ旨味を最大限に引き出すことが可能です。
また、漬け込む油の種類によって、その味わいや価格も変わります。
大豆油やサラダ油を使用したツナ缶は、一般的にリーズナブルな価格で提供されています。
一方、オリーブオイルやアマニ油、えごま油などの高級な油を使用したツナ缶は、その分価格も高く設定されています。
しかし、高級な油を使用したツナ缶は、健康に良い成分が豊富に含まれていることが多いため、「体に良いものを選びたい!」と考えている方には、こういった商品をおすすめします。
「油と一緒にお水や野菜スープを組み合わせて漬け込んで調理した」ツナ缶です。
油だけで調理していないため、油漬けのツナ缶に比べるとさっぱりとした味わいが特徴です。
ただし、油を少なくした分、野菜スープを加えて旨味を増しているため、コクのあるあっさりとした味わいが生まれ、味のバランスが非常に良いツナ缶となっています。
「お水や野菜スープ、魚のエキスなどで調理した」ツナ缶です。
油を使用していないため、とてもヘルシーな商品で、カロリーを気にする方には水煮が特におすすめです。
さらに、調理の際に自分の好みで油を追加することで、油漬けと同様の調理も可能であり、「様々な調理法に利用できる」という点も魅力の一つです。
この3つ以外にも、調理の際に塩を使わない「食塩不使用」「食塩無添加」といった無塩タイプのツナ缶も存在し、こうした商品は「子どもの食事」や「介護食」として使いやすく、非常に人気があります。
完成品の形状
ツナ缶と言えば、多くの人がフレーク状のものを思い浮かべるかもしれませんが、実際にはツナの形状は3種類に分類されます。
最も一般的な形状で、ほぐす必要がないため「すぐに使いたい方」には非常におすすめです。
また、食べやすい形状のため、子ども向けの料理にもぴったりです。
フレークタイプよりも大きな形状で、ゴロゴロとした一口サイズにほぐされています。
そのため、サラダやカレーの具材として「そのままの食感を楽しみたい方」にはこちらが非常におすすめです。
「ソリッドタイプ」や「ファンシータイプ」と呼ばれる形で、身は一切ほぐされずに保存されています。
魚が輪切りにされた状態でそのまま入っているので、自分で大きさやほぐし具合を「アレンジして楽しみたい方」には最適です。
様々な調理に応じて好みに合わせて使用できるため、料理の幅が広がります。
また、ツナ缶は身が大きな形状で含まれているほど価格も高くなるため、3つのタイプの中では「ブロックタイプ」が最も高価なものとなります。
「○○の時」はこのツナ缶がオススメ
ここからは、筆者が考える「シチュエーション別のおすすめツナ缶」をご紹介します。
「オリーブオイルやアマニ油、えごま油などを使用した油漬け」のツナ缶です。
健康に良いとされる油を採用して製造されたツナ缶は、料理に使うことで栄養をしっかりと吸収することができるため、非常におすすめです。

離乳食などに最適なのは「水煮や食塩不使用のフレークタイプ」のツナ缶です。
味付けが薄く、調整がしやすいため非常に使い勝手が良いです。離乳食だけでなく、小さなお子さんの食事にも適していますし、子どもたちがツナマヨを大好きなのはご存じでしょう。

ツナ缶の旨味が最大限に引き出されている「油漬けのブロックまたはチャンクタイプ」のツナ缶が最適です。
自分好みにほぐしながら味わえるのが非常におすすめです。

まとめ
いかがでしたでしょうか?

ツナ缶の種類や加工方法によって、味わいは多様に変化しますので、ぜひこれをきっかけにして自分にぴったりな商品を見つけていただきたいと思います。
最後までお読みいただき、心より感謝申し上げます!!
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