【買ってはいけない】ブリーチ髪に不向きなシャンプー

カラーリングの際に、ブリーチ毛に関して無計画に製品を購入してしまうと、後で後悔することがあるため、特に気を付けていただきたいポイントをいくつかご紹介します。

まずは、使用しているシャンプーに潜む落とし穴を見ていきましょう。

1:ラウレス硫酸を避ける

ブリーチ毛の主な原因は、髪のキューティクルが剥がされることによって、髪が広がりやすくなることにあります。この現象は、カラーリングを容易にするために薬剤で意図的に髪を広げているからです。つまり、内部がスカスカになった髪の状態は、傷みやすくなる原因を引き起こします。広がりを防ぐためには、しっかりとトリートメントを行い、内部の補修を行うことが必要です。

シャンプーを購入する際には、ラベルに記載されている成分表を確認することが重要です。中でも、ブリーチ毛にとってラウレス硫酸系の成分は非常に刺激が強く、食器用洗剤と同じくらいの洗浄力を持ち、頭皮に必要な油分までも奪ってしまうのです。この成分を含むシャンプーを使い続けることを考えると、恐ろしい結果を招くことになります。ちなみに、ラウレス硫酸というのは界面活性剤の一種で、水と油を分離することなく乳化させる性質があります。

ブリーチ毛は常に乾燥していると考えていただき、ではどのようなシャンプーが適しているかというと、それは【アミノ酸系】シャンプーです。アミノ酸系シャンプーは優しい洗浄力を持ち、さらに保湿効果も備えています。

最近では、一般的な薬局でも手軽に購入できるようになっていますので、ぜひチェックしてみてください。特に、ラウレス硫酸Naと明記されている製品には注意が必要です。髪の毛がまとまらない、またはパサつく原因は、間違った成分を使った洗浄がダメージを与え、広がりを悪化させることにあります。さまざまなシャンプーを試しているのに改善されない場合、その選び方に問題があるかもしれません。今一度、使用しているシャンプーを見直してみてはいかがでしょうか。

2:トリートメントの選び方

先ほど、ブリーチ毛は常に乾燥しているというお話をしましたが、ではどのようなトリートメントが良いのかを詳しくご紹介いたします。

トリートメントと一言に言っても多くの種類があり、酸熱トリートメントと呼ばれる美容室で行う施術があり、これは市販品では実現できない補修効果を持っています。そのため、トリートメント専用のメニューが存在する理由でもあります。

一方、市販のトリートメントにはアミノ酸系のものはもちろん、ケラチン、シリコン、植物オイル、セラミドなど、さまざまな成分が含まれています。シリコン系の成分が悪いとされることもありますが、シリコンは髪の表面をコーティングする効果があり、ブリーチ毛には必要な成分となります。ただし、シャンプーに含まれると、髪が絡まりやすくなる原因にもなりますので、注意が必要です。

また、洗い流さないトリートメントの効果についてですが、これは内部補修ではなく、表面のキューティクルを整えるためのものですので、必ず内部補修を行った後に使用することをおすすめします。

洗浄の順番については、シャンプー→洗い流すトリートメント→リンス→洗い流さないトリートメントという流れが理想とされています。表面だけを綺麗にしても、内部がスカスカでは意味がありません。自宅でのケアをしっかり行うことで、髪の絡まりや抜け毛の改善が期待できるでしょう。

トリートメントは通常、週に1回から2回程度の使用が推奨されています。トリートメントとヘアマスクの違いについてですが、ヘアマスクはシャンプーやトリートメントでは補えない特別なケアやダメージケアに特化したものであり、ブリーチ毛の方には欠かせないアイテムです。ただし、ヘアマスクを硬い髪の方が使うと、逆に髪が固まってしまうことがあるため、注意が必要です。

柔らかい髪質の方には問題ありませんが、硬い髪質の方は、髪をほぐしつつ労わってくれるトリートメントを選ぶことをおすすめします。また、トリートメントとリンスの違いについては、リンスは髪の表面に作用するものであり、内部修復を行うものではないため、使用する際は必ずトリートメントをした後に使うようにしましょう。

3:ヘアオイルの選び方

ヘアオイルの効果には、髪のボリュームダウンや艶出しの効果があります。ちなみに、ヘアワックスは逆にヘアスタイルを作ったりボリュームをアップさせるための製品ですので、混同しないようにしてください。ヘアオイルはドライヤーの熱から髪を守りつつ、髪をコーティングし、ブラッシング時の摩擦からも保護する役割があります。ボリュームダウンを確実に図りたい場合は、アウトバス用の製品を選ぶと良いでしょう。

使い方としては、タオルドライ後に一度髪をとかしてから、ショートヘアには1~2滴、ミディアムヘアには2~3滴、ロングヘアには3~4滴ほど使用するのが理想的です。

ブリーチ毛におすすめのヘアオイルは、植物性のもので、潤いを与えながらダメージ補修ができるものです。動物性や鉱物油といった種類も存在しますので、自分の髪質に合ったものを選ぶと良いでしょう。ダメージが強く、柔らかい髪質の方にはシリコン入りのものが合い、硬い髪質の方には植物性のものを使用することをお勧めします。

最後に

ブリーチを施した髪の毛は、どうしてもダメージを受けやすいので、ホームケアをしっかり行うことが重要です。内部を補修することで、広がったキューティクルに潤い成分がしっかりと浸透し、髪がしっとりとまとまり、表面を整えることで美しいツヤを引き出すことができます。

髪のまとまりや広がりを抑えるためのアイテムを上手に活用し、綺麗な髪を目指している方やブリーチ毛でお悩みの方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

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