最近では、タブレットを所有し、動画視聴や読書を楽しむ人々が増加しています。特に、手軽に持ち運べるため、さまざまなシーンでの利用が進んでいるのが特徴です。
とはいえ、新たにタブレットを購入しようとネット通販サイトを訪れると、さまざまな商品が並んでおり、どれを選ぶべきか悩んでしまうこともあります。そのため、今回はタブレットを購入する際に考慮すべきポイントを整理してみました。
タブレットの種類
タブレットは、主にOSの種類によって分類されます。タブレット専用のOSには、以下の3つがあります。
- Apple社製のiPadOS
- Google社製のAndroid
- Microsoft社製のWindows
最初に挙げるiPadOSは、Apple社のiPadシリーズのみで使用されるOSです。iPadは日本国内で非常に高い人気を誇るタブレットで、多くの人がその存在を知っていることでしょう。
次にAndroidは、スマートフォンでも広く利用されているOSです。このOSを搭載したタブレットは、多くのメーカーから販売されており、選択肢が豊富です。
最後にWindowsは、パソコン向けのOSとして非常に知られていますが、実はタブレットでも使用されています。イメージとしては、ノートパソコンのキーボードが取り外し可能になり、タブレットとしても利用できる形状と言えるでしょう。
OS別タブレットの特徴
基本的には、どのOSを用いたタブレットでも、インターネットの閲覧や動画の視聴といった基本的な機能には問題なく対応しています。では、各OSごとの特徴を詳しく見ていきましょう。
iPadOS(iPad)
以前はiPhoneと同じiOSを利用していましたが、2019年からはタブレット専用のOSとして進化しました。
iPadはタブレット市場の先駆者とも言える存在であり、日本ではiPhoneと同様に圧倒的なシェアを誇ります。OSとハードウェアの両方をApple社が製造しているという点が大きな特徴です。そのため、他社製品に比べて商品選択の幅は狭いですが、同じ世代のモデルでは性能の差はあまり見られません。従って、サイズや価格を基準に選ぶと良いでしょう。ただし、全体的に価格は比較的高めです。
さらに、タブレットを使ってゲームを楽しむ計画がある場合、特に音楽系のゲーム(リズムゲームなど)は、iPadを選ぶことを強くおすすめします。多くのゲームがiPadを基準に開発されているため、そのパフォーマンスが期待できます。
また、OSのバージョンアップについても、かなり古い機種でなければ対応していることが多く、安心して利用できる点も魅力です。
Androidタブレット
Android OSの最大の特長は、誰でも無償で利用できるオープンソースであることです。このため、さまざまなメーカーから多種多様なAndroidタブレットが発売されており、同じOSのバージョンを搭載していても、非常に幅広い価格帯と性能差が存在します。そのため、コストを抑えたタブレットを探している場合は、Androidタブレットが最適です。
Androidはオープンソースで自由度が高いため、アプリも多様性があります。実際、アプリの数はAndroidがiPadよりも多いですが、セキュリティに関しては怪しいアプリも存在するため、注意が必要です。
価格が手ごろな製品が多いことから、世界的にはAndroidタブレットの方が多く売れています。
OSのバージョンアップについては、製造メーカーが行うため、ユーザーが新機能を利用したいと思っても、メーカーが対応しなければバージョンアップはできません。
Windowsタブレット
Windowsタブレットは、パソコン用のOSをそのまま利用しているため、パソコン用ソフトウェアをそのまま使用することが可能です。Microsoft OfficeはiPhone版やAndroid版も存在しますが、Windowsタブレットでは、パソコン用のOfficeが利用できるという点が大きな魅力です。
また、Windowsの豊富なソフトウェアを活用できますが、タブレット用のアプリの数は他のOSに比べると少ないのが現実です。このことから、持ち運びに便利なノートパソコンとしての位置づけがされることが多いでしょう。
価格の面では手ごろな商品も存在しますが、全体的には高価格帯の商品が多い傾向にあります。
OSのバージョンアップに関しては、Windowsは互換性を重視してきた歴史があるため、よほど古い機種でなければ問題が生じることは少ないでしょう。
買ってはいけないAndroidタブレットとは
安価なタブレットを購入したい場合、ほぼAndroidタブレットが選択肢となります。
最新のAndroid OSを搭載している製品は、1万円台から手に入るものも多くありますが、実際にどの程度使えるかが気になるところです。
製品のレビューを確認してみると、以下のような意見が多く見受けられます。
・価格相応の性能。
・動作がもっさりしている。
・画質は特に良くも悪くもない。
このような意見が多く寄せられています。動画については、YouTubeなどのアプリが一度立ち上がれば、視聴には問題がないことが多いです。したがって、動画視聴に関しては、安価なタブレットでも特に問題なく利用できるでしょう。
しかし、ネットサーフィンを行う際には動作がもっさりしているといった感想が多く、また、ゲームにはあまり向いていないことも頭に入れておく必要があります。
つまり、割り切った目的で購入した人は肯定的な評価をする一方で、期待を持って購入した人は否定的な評価をする傾向が強いということです。
さらに、レビューには液晶が全く反応しなくなるといった不具合が報告されることも見受けられます。これは製造工程に何らかの問題が存在する可能性があります。量販店で製品を購入した場合は、初期不良や保証期間内の故障については店舗で対応してもらえますが、ネット通販の場合、初期不良以外はメーカーとのやり取りが必要になり、ハードルが高くなります。
これらの点から、ある程度のリスクを受け入れ、動画視聴などの基本的な使用に限定するのでない限りは、激安のAndroidタブレットを購入するのは避けるべきです。
もし、価格の安いタブレットを探しているのであれば、Android OSをカスタマイズしたAmazonのFireタブレットを検討するのも良い選択肢です。その中でも、Fire HD 10 Plusは特におすすめです。
まとめ
この記事では、タブレットの選び方について詳しくまとめてみました。
Androidタブレットは、価格帯が広く、安価なものから高価なものまで多様な選択肢がありますが、安い商品を購入する場合にはそれなりの覚悟が必要であることが分かりました。たとえ安価とはいえ1万円を超える製品も多いため、じっくりと検討してから購入することをお勧めします。
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