生後5～6ヶ月に差し掛かると、赤ちゃんの離乳食を開始する時期がやってきます。この時期は、今まで母乳やミルクだけで育ってきた赤ちゃんにとって、固形物を食べる初めての経験でもあります。赤ちゃんが期待通りに食べてくれないことも多く、離乳食の進み具合に悩むこともあるでしょう。昨日はたくさん食べてくれたのに、今日は全く興味を示さないこともあります。こうした日々の中で、赤ちゃんは徐々に家族と同じ食事を楽しむことができるようになっていきます。
しかし、赤ちゃんの離乳食を作る際には、食材の形状や硬さ、さらには味付けにいたるまで、大人が食べるものとは異なる点が多いため、調理には手間と時間がかかります。そんな風に感じたことがある方も多いのではないでしょうか。そこで役立つのが、便利な“ベビーフード”です。簡単に食事を準備できるため、ママの強い味方とも言える存在です。私自身も、疲れた日や料理をする気力がない時には、ベビーフードに頼ることがよくあります。最近では、さまざまな種類のベビーフードが市場に出回っているため、どれを選ぶべきか迷ってしまうことも少なくありません。
ただし、ベビーフードには注意が必要な点も存在します。この記事では、赤ちゃんに与える食べ物として気をつけたい、知識として持っておくべきベビーフードについて詳しく解説します。
ベビーフードに含まれている添加物
ベビーフードに含まれる成分の中で、特に注意が必要なのが「添加物」です。スーパーマーケットやドラッグストアに並ぶベビーフードのパッケージには、「着色料・保存料・香料は使用していません」といった表記を目にすることが多いですが、注意が必要なのはそれだけではありません。実は、市販されているベビーフードの多くには、さまざまな添加物が含まれています。
たとえば、「増粘剤」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。多くのベビーフードはとろみがつけられており、これは赤ちゃんが食べやすくするための工夫ですが、そのとろみは添加物によるものがほとんどです。成分表を見てみると「増粘剤」という表記が見つかることでしょう。これはまさに添加物を示しています。その他にも、酸化防止剤や乳化剤などが含まれている製品もあります。
もちろん、日本ベビーフード協議会によって、使用する食品添加物は最小限に抑えられ、使用可能な添加物も厳格に制限されています。しかし、小さな赤ちゃんの体内に悪影響を及ぼす可能性のある添加物が入ることを考えると、やはり不安を感じますよね。
ベビーフードに含まれている調味料
添加物の他にも、ベビーフードには注意が必要な成分として「調味料」が挙げられます。大人にとっては、食事に調味料を使うことは当たり前のことで、味が濃い料理の方が美味しいと感じることが多いでしょう。しかし、赤ちゃんの離乳食には、基本的に調味料は必要ありません。特に月齢の低い赤ちゃんには、素材そのものや出汁の風味だけで十分なのです。
大人と同様に、赤ちゃんが濃い味に慣れてしまうと、薄味の食事では満足できなくなる恐れがあります。これは将来的に生活習慣病や虫歯のリスクを高める要因となる可能性があります。また、内臓機能が未発達な赤ちゃんに対して、塩分や糖分が高い食事を与えることは、内臓に過剰な負担をかけるリスクが伴います。したがって、調味料の使用にも細心の注意が必要です。
では、ベビーフードは全く与えない方が良いのでしょうか。その答えは決して「はい」ではありません。
無添加のベビーフード
実際、無添加のベビーフードも数多く存在します。これらは若干値段が高くなることもありますが、その分安全性が高く、安心して赤ちゃんに与えることができるのが特徴です。無添加であるだけでなく、調味料の使用を最小限に抑えているものや、オーガニック、無農薬、天然食材を使用したこだわりのベビーフードも多く市販されています。
「そんな無添加のベビーフードはどこで購入できるの？」と疑問に思った方には、ネットショップをお勧めします。Amazonや楽天市場などでは、簡単に無添加のベビーフードを探すことができます。「ベビーフード 無添加」と検索すれば、多くの種類が見つかります。普段はスーパーマーケットやドラッグストアでしかベビーフードを購入したことがない方も、インターネットで簡単に安心安全な無添加ベビーフードを確認してみてください。
まとめ
今回は、避けるべきベビーフードについてお話ししました。もちろん、手作りの離乳食が赤ちゃんにとって最も良い選択肢であることは間違いありません。しかし、離乳食を作ることは想像以上に大変な作業であり、実際に経験してみないとその大変さは理解できないかもしれません。私自身も第一子が生まれた際には、すべて手作りの離乳食を作ると意気込んでいましたが、実際にはとても難しかったです。
外出時の赤ちゃんの食事にはベビーフードが非常に役立ちますし、忙しくて離乳食を作る時間がない時にも、ベビーフードは本当に助けになる存在です。他人から見ると、赤ちゃんにベビーフードを与えることは「手抜き」や「可哀想」と思われがちですが、そのように思われることを気にして、頑張って手作りの離乳食を作っている方も多いでしょう。しかし、ベビーフードを与えたからといって赤ちゃんに対する愛情が欠けているわけではありません。むしろ、少し手を抜いて、その分の時間を使ってママやパパが笑顔で一緒に遊んであげる方が、赤ちゃんにとっても幸せなことだと私は考えます。
もちろん、大切な赤ちゃんの口に入るものですから、ベビーフードを選ぶ際には慎重に選ぶことが重要です。今回ご紹介したような安心して使えるベビーフードを上手に活用しながら、元気に育つ我が子の成長を見守っていきたいですね。
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