みなさん、育児について考えると、どのようなことが思い浮かびますか?子どもを育てるプロセスには、たくさんの出来事や瞬間があり、日々の忙しさに気づけばあっという間に時間が過ぎてしまいます。
育児が始まると、最初に重宝するアイテムの一つが、粉ミルクや液体ミルクといった「育児用ミルク」です。
以前は、完全に母乳で育てることが一般的とされていましたが、現在では育児用ミルクの品質が向上し、粉ミルクや液体ミルクだけでもしっかりと子育てが行えるようになりました。
さらに、働きながら育児をするママたちが増えていることもあり、育児用ミルクは今や育児に欠かせない存在となっています。
また、完全母乳で育てる場合でも、ママが薬を服用する際などに備えて、粉ミルクを用意しておくと心強いですよ。
そこで今回は、さまざまな種類が販売されている育児用ミルクについて、基本的な知識からおすすめの商品までを詳しくご紹介したいと思います。
この記事を参考にして、あなたと赤ちゃんにぴったりの粉ミルクを見つけ、注意すべき「買ってはいけない粉ミルク」を見極められるようになりましょう!
「粉ミルクの基礎知識」
粉ミルクとは、主に牛乳成分から作られた食品のことを指します。ここで言う粉ミルクは、特別用途食品である「乳幼児調整粉乳」を指しています。
粉ミルクには、牛乳成分のほかに、赤ちゃんの栄養や成長に必要とされる有効な成分がバランスよく配合されています。そのため、働くママや母乳が不足している場合などにとても役立つのがこの粉ミルクです。
粉ミルクは、厚生労働省によって法律に基づき、基本的な成分とその分量が定められています。
各メーカーはその基準に従って製造を行っているため、どの粉ミルクを選んでも、赤ちゃんに必要な栄養素がしっかりと含まれています。
最近では、母乳を参考にした成分配合が進められており、多彩な製品が市場に登場しています。
そのため、製品ごとの成分の違いよりも、赤ちゃんが気に入って飲みやすい味を見つけるために、いくつかの種類を試してみるのも良い方法です。
赤ちゃんの成長速度はそれぞれ異なりますが、一般的には「生後6ヶ月頃から離乳食が始まり、1歳から1歳半頃で離乳食が完了する」とされています。
離乳食をしっかりと食べるようになると、粉ミルクの回数も徐々に減っていき、1歳半頃には多くの赤ちゃんが完全にミルクを卒業します。
このような目安を持ちながらも、我が子の成長と離乳食の進み具合をしっかりと確認し、適切に対応していくことが何よりも大切です。
毎日どれくらいミルクを飲んでいるのかを観察しながら、成長の様子を楽しむ姿勢も良いですね。
「粉ミルクの種類」
粉ミルクは、大きく分けて3つの種類に分類できます。
母乳に近い味を目指して作られており、各メーカーは母乳に似せた味や色、香りを研究しています。
牛乳アレルギーの場合は、大豆のタンパク質を使用したミルクを与えることが多く、様々なアレルギーに対応する粉ミルクが市場にあります。
このミルクは「離乳食を1日3回食べられるようになってから飲むミルク」として設計されているため、育児用としては使用できません。
各メーカーはタンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルなどをバランスよく配合した粉ミルクを展開しています。
「育児用ミルクのタイプ別選び方」
育児用ミルクには主に以下の4つのタイプがあります。
- 缶タイプ
- 詰替えタイプ
- 個包装(スティックやキューブ)タイプ
- 液体タイプ
各タイプにはそれぞれのメリットとデメリットがありますので、一つずつ詳しく見ていきましょう。
定番の「缶タイプ」
缶タイプは、粉ミルクの使用頻度が高い方やコストパフォーマンスを重視する方におすすめです。
容量が多いため、何度も買いに行く手間が省け、必要な量を考慮して購入することができます。
ただし、デメリットとして、持ち運ぶには大きすぎるため、不便さを感じることがあります。
エコでコスパもいい「詰替えタイプ」
専用のプラスチックケースに詰め替えて使用するこのタイプは、缶タイプに比べてゴミ処理が簡単で、環境にも優しいというメリットがあります。
また、底の方の粉ミルクをスプーンで取りやすいなど、使い勝手が良いため、多くのママたちから支持されています。
一方で、他のタイプに比べて製品の種類が少ないため、選択肢が限られているというデメリットもあります。
お出かけに便利な「個包装タイプ」
個包装タイプは主に「スティック型」や「キューブ型」があります。
小分けにされた粉ミルクは、計量せずに簡単に調理でき、カバンにも収納しやすく、持ち運びが便利です。
普段は母乳を中心に育児を行っている方で、粉ミルクをサポートとして利用したい方には、このタイプが特におすすめです。
ただし、個包装のため、作ったときに余った量が中途半端になることがあるのがデメリットです。
調乳不要な「液体タイプ」
日本では2019年1月に認可された液体タイプの粉ミルクには、多くのメリットがあります。
その最大の特徴は「調乳不要」という点です。
調乳の手間がなく、お水やお湯を用意する必要がないため、どんな場所でも赤ちゃんにミルクを与えることができます。
普段は使用しなくても、常温で一定期間保存が可能なため、「災害時の非常用ミルク」としても注目されています。
ただし、他の粉ミルクに比べて価格が高く、コストパフォーマンスが良くないというデメリットもあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
赤ちゃんの成長は個々に異なるため、各家庭の状況に応じて最適な粉ミルクを選ぶことが大切です。
粉ミルクを選ぶ際のポイントを整理すると、
- 赤ちゃんの成長に合わせた粉ミルクを選ぶこと
- 使用するシーンを考慮して、粉ミルクのタイプを使い分けること
- 赤ちゃんが好んで飲む粉ミルクを見つけること
この3つが重要なポイントです。
各家庭で、これらのポイントに当てはまらない粉ミルクは「買ってはいけない粉ミルク」と言えますので、粉ミルク選びの際には十分に注意してくださいね!
最後に、筆者が特におすすめする粉ミルクを紹介させていただきます。
粉ミルク選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください!!
→母乳に近い味で、我が家ではこれが一番飲んでくれました!!
最後までお読みいただき、心より感謝申し上げます!
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