悩み苦しむ時期には、自己啓発本を買うべきでない理由
自分の進むべき道が見えず、何をどうすれば良いのか全くわからない状態にあるとき、
このままの状態ではいけないと理解しているにもかかわらず、実際には行動に移せずにいる時・・・、
そんな時に本屋に立ち寄り、自己啓発本を手に取った経験がある方も多いのではないでしょうか。
ぱらぱらとめくってみると、
その本がまさに自分の人生における答えを教えてくれるのではないかと感じ、
ついそのまま購入してしまったことがある人も少なくないと思います。
しかし、そんな悩みを抱えている時には、
自己啓発本を手に取るべきではないということを知っていただきたいのです。
なぜなら、
悩んでいる状況にあるあなたにとって、自己啓発本は、
読む必要のない本であるからです。
その理由について、
メンタリストDaiGoさんや、２ちゃんねるの創設者ひろゆきさんの
動画を元に要約して解説していきます。
悩んでいるときに自己啓発本を読む必要がない理由
現実逃避にしかならないから
メンタリストのDaiGoさんが2020年に自身のYouTubeチャンネルで発表した、
「人生が変わる！今すぐ捨てるべきものTOP5」という動画の中で、
最初に挙げたのが自己啓発本でした。
彼は、
「自分が直面している現実から逃げようとして読む本、それが自己啓発本である」と述べ、
「（自己啓発本を）読むことで努力しなくなる」と警告しています。
また、自己啓発本に登場する偉人や成功者たちは、
「誰にでもできる小さな努力を無限に重ねてきた人々」であるとも語っています。
しかし、努力を繰り返すことを強調した自己啓発本を販売しても、
「この本は面倒そうだな・・・」
「やっぱり大変そうだから辞めておこう・・・」
といった理由で、消費者はその本から離れてしまいます。
この問題を解決するために、
「泥臭い部分を隠し、美しい部分や良いストーリーを強調する」
という編集を施して出版されることが多く、
成功者が成し遂げた本当の理由である「小さな努力を無限に重ねる」という重要な経緯は、
悩んでいる人たちの目には届かないのです。
現実逃避にすぎない本は、買ってはいけないのです。
ちなみに、DaiGoさんはその動画の中で、
「自己啓発本を購入するくらいなら・・・」
という前置きで推奨した本として、
・エンターテインメント性のある小説や教養書
・現在の自分や仕事に役立つ参考書や専門書
を挙げています。
余談ですが、DaiGoさんは別の動画において、
「自己啓発本を年間4冊以上読む人は、うつ病になりやすいという研究結果がある」と指摘しており、
このことから、
自己啓発本が悩む人に与える影響について、しっかりと考えるべき問題
であると理解できます。
さっさと寝たほうがよっぽど能力値が上がるから
２ちゃんねるの創設者であるひろゆきさんは、
自己啓発本について、これまで何度もYouTubeライブなどで言及してきました。
基本的に彼は自己啓発本に対して否定的な見解を持っており
その理由として、
「時間の無駄だと感じている」と述べています。
自己啓発本を読もうとする目的が、自分の能力を向上させることにあるなら、
「さっさと寝たほうが能力は向上する」と主張しています。
その理由として、日本人は睡眠時間を確保できない人が多いため、
「その人の100%の能力を発揮できないまま生きている」という現実があるからです。そのため、
自己啓発本を読む時間があるなら、その時間を睡眠に充てるべきだという意見を示しています。
ただ、「さっさと寝ろ」という5文字だけの本よりも、
何かそれっぽいことが200ページにわたって書かれている本の方が
ありがたいと感じてしまうという、
人間の心理を巧みに突いているとも言えます。
また、この「ありがたいと感じるかどうか」というのは、
悩みが深ければ深いほど、その傾向が強くなることも多いです。
悩んでいる時こそ購入を避けるべきものとして、ぜひ知っておいてほしいのです。
ひろゆきさんはライブ放送の中で、
能力を高める方法として、
・バランスの良い食事
・時には体を動かすこと
・しっかりと睡眠をとること
の3つを挙げており、それ以外の方法はそれほど大きな違いはないと語っています。
人間らしい基本的な生活こそが、
能力を高めるために必要不可欠な要素であり、
「今すぐ実行できること」の一つであることが分かります。
ちなみにひろゆきさんは、読んでみる価値のある本として、
・コーラン（イスラム教の聖典）
・コンテナ物語（マルク・レビンソン著）
・銃・病原菌・鉄（ジャレド・ダイアモンド著）
の3冊を挙げています。
まとめ
ここまで、二人の著名人の意見を参考にしながら、
自己啓発本は購入すべきでないものである理由をお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
そもそも、
今の自分がすべてがとても上手くいっている！と感じる状態のとき、
あなたは自己啓発本を手に取ることがあるでしょうか。
そのような状態にある多くの人は、手に取ることがないはずです。
実際には、あなたは「自己啓発本など必要のない人」であるからです。
悩んでいるときには、自己啓発本ではなく、
他の方法から元気をもらうことを考えてみませんか。
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