買ってはいけない無水カフェイン添加サプリ

最近、エナジードリンクや栄養サプリメントの種類がますます豊富になってきています。エナジードリンクに関しては、流行と呼べるほど新しい製品が次々と登場していますね。

そんなエナジードリンクや栄養サプリメントを、皆さんはどのようなシチュエーションで取りたいと思いますか?そうですよね、少し疲れたときや、もう少しパフォーマンスを向上させたいと感じるときですよね。

しかし、エナジードリンクが体にあまり良くないという情報が、ネットやニュースでしばしば取り上げられています。その理由として、カフェインの影響がよく指摘されています。

では、栄養サプリメントなら問題ないのでしょうか?実は、そうではないのです。今日は、栄養サプリメントの中でも避けるべき製品や、選び方について詳しくご説明していきます。

エナジードリンクと栄養サプリメントの違い

まず、エナジードリンクと栄養サプリメントは具体的にどのように異なるのでしょうか?見た目の違いとしては、エナジードリンクは液体であり、栄養サプリメントは錠剤やカプセルなどの固体であるという点が挙げられます。

それに加え、エナジードリンクは清涼飲料水に分類されており、医薬品や医薬部外品として販売されているものは存在しません。

自分の体に合った適切な量が詳細に記載されているのは、医薬品や医薬部外品に分類されるサプリメントですので、サプリメントを選ぶ際には、一日の最適な摂取量が確認できることが安心につながるでしょう。

栄養サプリメントなら大丈夫?

では、最近話題になっているエナジードリンクの飲みすぎといった問題がある中で、栄養サプリメントであれば安全なのでしょうか?その答えは、残念ながらノーです。

栄養サプリメントはエナジードリンクとは異なり液体ではありませんが、実はカフェインを含む製品がたくさん存在します。カフェインの代表的な食品といえばコーヒーですが、固体の食品にもカフェインが含まれていることに驚かれる方もいるかもしれません。実は、カフェインは水分を取り除くことで固体として存在することが可能で、その固体のカフェインを無水カフェインと呼びます。ここでは、無水カフェインを含む商品をいくつか紹介いたします。

エナジードリンク、栄養サプリに含まれるカフェインの量

無水カフェインは、先ほども述べたように、カフェインから水分を抜いたものです。コーヒーに含まれるカフェインの量は約40㎎から60㎎ですが、エナジードリンクなどの製品には、カフェインの種類によってはコーヒーと同じか、それ以上の量が添加されていることが多いと考えられています。

例えば、有名なモンスターのスーパーコーラという商品には、なんと200㎎のカフェインが含まれています。これを換算すると、コーヒー約4杯分に相当します。

また、栄養サプリメントなどの固形製品に含まれる無水カフェインの量は、商品によって異なりますが、一般的には100㎎から200㎎ほど含まれていることが多いようです。

無水カフェインが含まれているサプリメント・薬の例

目覚まし用のサプリメント

こちらは特に説明するまでもなく、皆さんも容易に気づかれるかもしれません。ドラッグストアに足を運ぶと、眠眠打破のような目覚まし専用のドリンクの近くに、目覚まし用のサプリメントが並べられています。

これらのサプリメントは「眠気防止剤」として分類されており、株式会社ライオンが販売しているトメルミンには、なんと一回分で500㎎のカフェインが含まれているそうです。

疲労回復目的の栄養サプリ

こちらも予想がつくかと思いますが、カフェインがしっかりと含まれています。しかし、最近では裏の成分表示を確認すると、カフェインが含まれていない場合もあります。

このような栄養サプリメントなら、妊婦の方や寝る前でも安心して摂取できるので非常に便利ですよね。少し疲れを感じているけれども、寝る前だからカフェインを避けたいという方は、ドラッグストアの店員さんに相談して、ノンカフェインの製品を確認してみると良いかもしれません。

頭痛薬

実は、頭痛薬にも無水カフェインが含まれていることがあります。ただし、ここで注意が必要なのは、その目的が栄養ドリンクやサプリメントとは異なるという点です。

カフェインは脳の神経に作用して、眠気や疲労感を軽減する作用があります。この効果を目的としているのが栄養ドリンクやサプリメントですが、カフェインにはそれに加えて頭の重さを軽減し、鎮痛効果を高める役割もあるのです。

したがって、頭痛薬に含まれるカフェインは非常に重要な役割を果たしているのです。ただし、頭痛薬は医薬品ですので、使用方法には十分注意が必要です。

カフェインの体への影響

ここまで、無水カフェインが含まれるサプリメントや医薬品についていくつかご紹介しましたが、カフェインが体に与える具体的な影響についても説明していきます。

カフェインを過剰に摂取すると、中枢神経系を刺激し、心拍数の上昇やめまい、興奮、震え、不眠症、下痢や吐き気など、身体に直接的な悪影響を及ぼすことがあります。

また、長期的にカフェインを摂取している場合には、人によっては高血圧のリスクが増加したり、妊婦が高濃度のカフェインを摂取すると、胎児が低体重になる可能性があることも報告されています。カナダ保険省の調査によれば、健康な成人においては、一日のカフェイン摂取量の上限は400㎎までが推奨されています。

現在の時代、さまざまな食品やサプリメントにカフェインが含まれているため、健康を害さないように適切な量のカフェインを意識して摂取することが重要です。しっかりと自分の摂取量をチェックしていくことが大切ですね。

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