買ってはいけないお見舞い品とは?

親しい友人や家族がけがや病気で入院してしまった際には、すぐにでもお見舞いに行きたくなるものです。しかし、その際に気を付けるべきお見舞い品はあるのでしょうか?大切な人が1日でも早く回復してくれることを願い、心を込めてお見舞いの品を贈る際には、失礼にならないように注意が必要です。入院するという状況は、人生の中で頻繁に経験するものではないため、事前にしっかりと確認をしてからお見舞い品を選ぶことが重要です。

こんなお見舞いは喜ばれる

気晴らしになるもの

入院生活は体調が優れない上に、治療や検査が続くため非常に辛いものです。また、家族と会う機会も限られることから、患者さんは孤独を感じていることが多いでしょう。そんな時に、好みの本やCDなど、気分転換や気晴らしになるようなものを贈ると、とても喜ばれること間違いありません。

退院してからも使えるもの

入院中だけでなく、退院後の日常生活でも使えるアイテムは非常にありがたい存在です。例えば、明るい色合いで高品質なタオルなどは、入院中から退院後まで長く使えるため、元気になって自宅で使おうという前向きな気持ちを引き出す手助けになるかもしれません。

病室を飾るもの

病室は基本的に治療に必要な最低限のものしか置かれておらず、殺風景な環境が続くと気持ちも沈みがちです。そこで、美しい花を贈ると、その華やかさに心が和むことでしょう。赤やピンク、黄色などの明るい色のお花は、見るだけで元気をもらえます。手間がかからないよう、ブーケやアレンジメントなどを選ぶと良いでしょう。

好きな食べ物

食事に制限がない場合、大好きな食べ物を差し入れしてもらえると嬉しいものです。ただし、治療の妨げにならないよう、事前に本人やその家族に確認をしてから準備することが大切です。入院中は普段よりも食欲が落ちていることも考えられるため、いつでも食べられる日持ちのするものを選ぶと良いでしょう。

付き添いの家族に贈る

患者さんは病院で手厚いケアを受けていますが、付き添いの家族は日常生活と看病の両方で疲れていることでしょう。患者さんだけでなく、付き添いの家族も楽しめるような贈り物を考えることで、気遣いを感じさせ、家族全体が温かい気持ちになることができるでしょう。

お見舞いのNGとは

お花でも避けたほうがいいもの

鉢植えの植物は「根付く」という意味合いがあるため、病床に寝込むことを連想させることからお見舞いにはタブーとされています。また、香りが強い花は患者さんの好みによっては不快に思われることもあり、同室の他の患者さんにも迷惑がかかる場合があるため、避けたほうが良いでしょう。手入れが必要なものも、患者さんにとっては負担となるため避けるべきです。

かさばるもの

病室は個室でない限り、私物の持ち込みは最小限に抑えた方が良いのが一般的です。着替えやタオル、コップ、ティッシュペーパーなど、入院生活に必要なものを収納するスペースが限られていることが多いからです。かさばるものは整理する手間や、退院時の荷物にもなるため、贈りたい場合は退院後に自宅に届けるのが賢明です。

自分の趣味のもの

親しい友人に、自分の好きなものを勧めたくなる気持ちも理解できますが、相手は心身ともに弱っているため、他の人の趣味に関心を持てる余裕がないこともあります。ぜひ、患者さんの好みや興味を思い出して、それに合ったものを贈ることが大切です。

食事制限があるとき

大好物がある人に、好きな食べ物を差し入れしたいと思うこともありますが、食事制限がある場合は特に注意が必要です。目の前に好きな食べ物があっても我慢しなければならないというストレスを与えてしまっては、本末転倒になってしまいます。特に内臓疾患で入院している方には、必ず確認をしてから持参するようにしましょう。

趣味的な雑貨

趣味がある方への贈り物を考える場合、入院中にその趣味ができるのか、または片付けるためのスペースがあるのかを確認してから選ぶのが無難です。

どんなお見舞いがうれしいのか

身体の自由が利かないことも多いため、片付けや収納に困らないものが一番喜ばれるでしょう。また、見ているだけで癒やされるような美しい花や、付き添いの家族も一緒に楽しめる食べ物なども非常に喜ばれる傾向にあります。

お見舞いに行くタイミング

すぐにでも駆けつけたいという気持ちがあるかもしれませんが、相手の負担にならないよう、事前に家族や病院に問い合わせてから行くのが賢明です。入院直後や手術の前後は避け、体調が落ち着いた頃に訪れるのが良いとされています。

見舞金はどうする

患者さんの様子が不明な場合や、仕事関係の知人の場合は、お見舞い品を贈る代わりに見舞金を送るのが一般的です。親戚や親しい友人には1万円、仕事関係者には5千円が目安となります。また、「四」や「九」に関連する金額は避けるべきです。

まとめ

家族や知人が急に入院することになった場合、すぐにでもお見舞いに行きたいという感情が湧くことでしょう。一日でも早く健康を取り戻してほしいと心から願うため、好きなものを贈りたくなるのも自然なことです。しかし、相手の健康状態や家族、病院の状況をよく考慮し、迷惑にならないお見舞い品を選ぶことで、患者さんにとって非常に嬉しい贈り物となることでしょう。

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